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猫背予防や足の疲れ解消効果などがある座り方『正座』を活用!

みなさんは『正座』ってされますか?

『正座』のイメージとしては年配のおばあちゃんがよくするイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
最近若い世代においてはあまり『正座』をされない傾向があります。

中には、『正座』に対して
『膝に負担がかかる悪い座り方』
なんてイメージを持たれている方もいらっしゃいます。

ご先祖様の時代から綿々と続けられてきた『正座』が悪者にされるのってなんか切ない気がしますね。

それが、事実なら仕方ないと受け容れますがなかなかそうとは言い切れません。
正座がなぜ悪者扱いされるようになってきたのか、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

正座習慣は膝を痛くする原因ではない!?正しい正座の知識を知ろう!

今回は、『正座』も悪いことばかりではなくいいことはたくさんあります。

その『正座』が持つ特徴の良い面を活かしてみなさまの役に立てるようにするにはどうすればいいのか?
という観点で話を進めていきたいと思います。 

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正座をしたらどんな効果があるの?

『正座』が他の座り方と大きく違うところは、
『脛の上に足を乗せている』
ところです。

それによって

  1. 足首の前面のストレッチ効果
  2. 膝の屈曲ストレッチ
  3. 骨盤が立つ

などの効果が得られます。
これについて順に紹介していきます。

 

1、足首の前面のストレッチ効果

「しゃがみこんだときに踵が床から浮いてしまう」和式便所座り

「うんこ座り(ヤンキー座り)をしようとしたら、うしろにそのまま転んでしまいそう」

ということなどがある方は、
『足首が硬い』
と認識されるのと思います。

実際、この
足関節の『背屈』という動きの制限が『膝の障害』などと関係が深い
とも言われています。

それは、かがむ動作をするときに『足首が硬い』せいで曲がりきらないところを『膝の曲がり』でカバーしてしまうことで負担がかかってしまうというものです膝が前に出る

そういう方や

ふくらはぎ・足裏が疲れやすい

アキレス腱炎・足底腱膜炎などになっている

という方などにも

  • 足首のストレッチ
  • アキレス腱のストレッチ
  • ふくらはぎのストレッチ

などいろいろ言い方はありますがそれをするように指導されることがあります。足首ストレッチ

このように『足首の後面』の柔軟性は注目されやすいのですが
『足首の前面』
については見逃しがちになります。

 

僕らの生活を考えてみると寝ている時以外の立ったり歩いたりしているときは、ほぼ足首は『反る方向』にばかり運動しています。歩き

すると、ずっと生活していると
『足首の前面』がギュッと詰まった状態
になりやすいのです。

そこで、そのような
『足首の前面』のつまりを解消するのに、『正座』が非常に効果的
です。正座

試しに仕事が終わって家に帰ってきたとき、『正座』を1~2分してみてください。
ギュッと詰まっていた『足首の前面』が心地よくほぐされていくのを実感していただけます。

その後は、足が軽くなるのを実感していただけますし、

アキレス腱炎

足底腱膜炎

の方であれば、患部に負担をかけずに症状を軽減させてくれる効果もあります。

もし、『ストレッチ』効果をもっと得たいのであれば、後ろに手をついて膝を持ち上げるようにするのを20秒程度するのを2~3回行うのがよいでしょう!正座ストレッチ

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2、膝の屈曲ストレッチ

日常生活で寝るときなど膝をピンと伸ばすことは多少ありますが、
膝を完全に曲げきるということは『しゃがむ』とき以外ありません。 

これは生活上、しゃがむことが多い人はいいのですが、仕事など生活スタイルによってはほとんど『しゃがまない』方も多いです。
そこで膝の筋肉や皮膚などの軟部組織をたまにほぐしておくという意味で『正座』は役に立ちます。

 

3、骨盤が立つ

『姿勢が悪い』と気にされている方も多いのではないでしょうか?

『姿勢が悪い』まま生活していると、わかりやすい例を挙げれば

  • 腰痛・肩こり
  • プロポーションの乱れ
  • スポーツなどの運動機能の低下

などのデメリットがあります。

そこで、身体によくないからと『姿勢』を意識しようとしてもなかなかピンと背筋を伸ばしていられないという方も多いはずです。
こういう方の多くは、『骨盤 後傾』という状態が定着している傾向があって、身体をまっすぐに立てる土台がすでに後ろ向きに傾斜してしまっているというものです。骨盤後傾

こんな状態で『骨盤』より上だけ背筋を伸ばしておこうとしても、土台が傾いてますからすぐに『猫背』方向に崩れてしまうのは仕方ありません

理想は
『骨盤』をしっかり立てておきたい
のです骨盤前傾

しかし、普段『骨盤 前傾(骨盤を立てる)』方向に動かすのが苦手な人が急に意識してもうまくできるはずがありません。
そこで、『骨盤 前傾』を自然にしやすくするのに『正座』が有効です。

そのため、『正座』をすると
「背筋がピンと伸びて気持ちがいい!」
という体感がある方もいらっしゃると思います。

これは、

膝下の脛骨

足部の高さ

では、足部の高さの方が高くなるため『太もも(大腿骨)』が前のめりに傾斜します。
こうすると、椅子に座ったりするときなどに比べて股関節の曲がり角が浅くなります。

そこで、『正座』の状態で股関節の曲がり角を椅子の時と同じようにするだけでも
『骨盤 前傾』
が自然に作られます。

『骨盤 前傾』がうまくつくれない方には非常にお勧めの方法です。

この原理を応用したクッションなどが『東急ハンズ』などに行けばたくさん売っています。

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骨盤 前傾を作りやすくする他の方法は?

1度『骨盤の傾き』を感じながら

椅子に座る

正座

を比べてみてください。
『正座』の方が明らかに『骨盤 前傾』ができやすいことが実感できます。

「背筋が伸びるのが実感できるけど、もっと骨盤がしっかり立ってほしい」
という方は、
『踵の上にタオルかクッションを挟む』
ことをお勧めします。

もしくは、足首の硬い人にとっては最初はかなり苦痛が伴いますが、

骨盤がしっかり立つ(前傾する)

足首の柔軟性アップ

の効果を高める座り方があります。
これは、『ヨーガ』をしている人や『僧侶』の方がされている座り方です。

それは、
『座るとき踵と踵をなるべくくっつけようとする正座』
をすることです。

こうすると、足の高さが上がりますので『骨盤 前傾』が作りやすくなりますが、くれぐれも足首の硬い方は、無理にしないで徐々に練習するようにしてください。

 

正座をおこなうときの注意点

このように『正座』をすることで得られるメリットもたくさんあります。
その『正座』のいいところだけをしっかり得るために、以下の注意点はしっかり守って行うように心がけてください

  1. 連続でするのは5分までを目安
    どんな座り方であっても共通のことですが、同じ体勢をとり続けていると部分に負担がかかってしまいます。
    正座であればそれによって『しびれがきれる』ことがありますね。
    目安時間は応じて延ばしても構いませんが、必ずいろいろな座り方のローテーションのひとつという位置づけで行うようにしましょう!
  2. 痛み・違和感があればしない
    これも『正座』に限った注意点ではありませんが、『違和感』などであっても
    「そのうち治るんじゃないかなぁ~」
    なんて楽観的に考えて続けないようにしてください。
    『痛み』『違和感』は少しでも出たらいったん『正座』はお休みしてまたよくなったらするというようにしましょう!

これを注意して、『正座』をエクササイズ的な生活習慣としてうまく活用して上げられれば、大したリスクもなく、恩恵をしっかり得られるようになるでしょう!

 

おわりに

『正座』はそこまで思ったより歴史が長い座り方ではありませんが、

  • 骨盤が立ちにくい
  • 足首が硬いことで問題がある
  • 膝の組織もストレッチをしたい

人には、得られる恩恵がある座り方です。

他の座り方同様、各々にいいところがありますが

長時間する

痛くてもする

なんてことは絶対にしてはいけません。

『正座』によって得られるメリットを患者さんが享受できるように適切な量・時期を指導できるようになっていただくことに貢献できたなら幸いです。

 

ポイントを整理

正座は背筋も気持ちもピシッとします

足の疲れ・足の痛みに効果的

他の座り方のローテーションに仲間入りさせてください

正座は腰痛に1番いい座り方

正座の良さを他の人にも説明できるようになりましょう!

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