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ヴィパッサナー瞑想をより快適な環境で実践するために押さえておきたいポイントとは~千葉編~ 

一昔前には瞑想と言うと何かアヤシゲなものをイメージされる方も多かったかもしれませんが、最近世界的な瞑想ブームの時代がやってきているようです。

欧米では、瞑想による身体的変化の研究も進み、脳やストレスに良い影響が起こることもわかってきています。

瞑想となると宗教的な要素も多分に入るものですが、瞑想という行為による効果だけをうまく得たいと考え作られたメソッドが『マインドフルネス』として日本でもテレビなどメディアで取り上げられ話題になっています。

そこで、日本で瞑想ができるところはどんなところがあるのかな?と調べてみると出てくるのが『日本ヴィパッサナー協会』が主催する『ヴィッパッサナー瞑想』です。

この瞑想を受けることができる施設は日本では現在、千葉と京都の2カ所です。

実際、私は

京都のセンターである『ダンヌバーヌ』での修行を2017/5/23~6/3

千葉のセンターである『ダンヌディッチャ』での修行を2017/9/29~10/2

に行ってきました。

10日間センターにて行う瞑想のため、スケジュールを確保するのは容易ではありません。
行くことを実際に決めたときに協会のHPや送られてくるメールから準備物や注意事項が書かれています。

それを読んだ時点で
「ここで瞑想をするのは相当の覚悟が必要のようだ」
という雰囲気がプンプンしているため、準備はぬかりなく行って万全の状態で臨んでその恩恵をしっかり享受したいものです。

そう思って公式HP以外に体験者のブログをいくつか読んでみましたが、だいたいは

  • 体験談
    スケジュールの紹介や自分の体験を書いている
  • 批判
    協会の瞑想の実施方法やシステムに対して何かしら批判めいたものを書いている

ものが多く見られました。

確かに役立つ情報が多かったのですが、知りたいことがうまく集まっていない感じがあるように思いましたので、公式な情報として知らされないセンターを利用する上で知って準備をしておくといい情報を紹介したいと思います。

今回は千葉のセンターに関することを中心に書きますので京都について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ヴィパッサナー瞑想に行く前の心の準備として事前に知っておくといいこと~京都編~

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荷物を準備する上での注意事項

荷物に関して公式HPやメールで書かれていることと、実際の感想を含めた情報をまずは書いていきたいと思います。

 

1.アメニティグッズは各自で用意するように

シャンプー・洗顔・歯ブラシなどは備え付けのものはなく、各自で持参するように書かれています。

実際には、

  • シャンプーは植物性のものが各シャワールームに置かれている
    無香料で泡立ちの悪さや洗った後バサバサになることを考えるとやはり自分のものを持っていくようにしたほうがいいでしょう。
    ただし、持っていくのを忘れたとしてもなんとかなるので安心しましょう。
  • ハンドソープ
    据え置きのものがあります。
  • ドライヤー
    2台ほどおいてあります。
  • 歯ブラシ・歯磨き粉
    なし
  • シーツ・布団カバー・枕カバー
    忘れた場合には500円で貸出があります。

という具合です。
最低限のものはありますが、それ以上は期待しないで用意していかれるとよいでしょう。

 

2.下着は宿泊分を用意しておくこと

公式にも述べられていように、脱水機・洗剤(植物性のもの)はありますが洗濯機はありません。

洗い場や洗濯用のバケツ・干すスペースはありますので洗濯する環境はそろっていますが、すべて手洗いになると考えておいてよいでしょう。
(もちろんお湯も出ますので、洗濯するのが辛いということはありません。)

荷物に余裕があれば10日分用意し現地で洗濯しないのが無難ですが、かなりの分量になります。
荷物を軽量化したいと思われる方には個人的には3~4日分の替えを用意しておいて洗濯して対応するのでも十分いけます。

極端に言えば2日分くらいの替えを持っていって毎日洗濯しローテーションするのでも対応可能です。

「洗濯する時間の余裕があるのか?」
と気になるかもしれません。

瞑想尽くしのスケジュールでそんな時間を確保できないように思えるかもしれませんが

滞在中はまったく身体を動かさないので軽い運動と思ってもいいかも

食事の後の空き時間は本当にすることが何もないため洗濯をして気を紛らわせるくらいがちょうどいい

という見方もできると思いました。

実際、私は10日分持っていきましたがあまりに退屈で気分転換の意味もあって毎日少量でも洗濯してました。

用意する服装については、京都は山にありますので少し厚着にしておかれると良いでしょうが、千葉はさほど街中と変わらないと思ってよいでしょう。

もし、薄着に用意してしまったら寒くても毛布に常にくるまって瞑想することは可能です。

 

3.歩きやすい靴(シューズ)で行くことをおすすめ

施設内では自前のサンダルなどを用意して建物間を移動します。

これも、脱ぎ履きしやすいクロックス系のものやサンダルを持っていかれることをおすすめします。
千葉ではくさむらが多いので、草がすれたり露がついたり、虫がいたりしますので気になる方は足はあまり露出しないような感じのものがいいでしょう。

滞在中は施設敷地内から出ることはできません。

基本的に瞑想三昧の日々なのでサンダルだけでも過ごしていけますが、履いていく靴を運動靴にしておくことはおすすめです。

それは、庭でウォーキングすることを個人的にはおすすめするためです。

京都ではそれなりに舗装された場所でウォーキングできるようになっていますが、千葉では適当に自分で歩くルートを決めないといけません。

それでもウォーキングを勧める理由は

  • 思ったより時間があまり退屈
    空き時間はさほど長くないようにも思います。
    しかし、携帯も本もテレビも何もなくて誰ともコミュニケーションも取れないことから本当に何もすることがありません。
    その退屈さが滞在中のストレスに感じる方もいますので気を紛らわせるために歩くことをおすすめします。
  • よく眠れるようにするため
    瞑想漬けの日々ですから間違いなく運動不足になります。
    頭ばかり働いて身体が疲れていませんのでなかなかうまく寝られない方が多いようです。
    少しでも身体も動かしておくと寝入りやすくなり次の日の体調がよくなると思います。

ことです。

個人的には、まったく歩かないでゴロゴロしていると昼寝も少ししてしまいます。
そうすると、普段なら絶対寝ない21:00過ぎに消灯されてもまったく寝付けません。

そうならないためにも昼間にしっかり歩いておくと寝付きもだいぶ良くなって意外に目覚めもよいのです。

個人差はあると思いますが、心の片隅にとどめておかれてコンディションを整えるのに使っていただいてもいいかと思います。

4.目覚まし時計の用意は必要か?

次に時間(時計)についてです。

普段私が時間の確認やアラームも携帯でしていたため、時間の確認をどうするか不安になりました。

実際には、瞑想する部屋と寝室には時計がありませんが他のスペースには時計があり時間が確認できますので普通に過ごすことは可能です。
朝も鐘を鳴らして起こしてくれますし、みんながガサゴソ動く気配で起きられると思います。

それでも心配な方であれば千葉のセンターでは目覚まし時計を貸し出ししてくれます(無料)

余談ですが、こういった時間管理をお互いがうまくできるようにするためにも初めての方は個室でないことが役に立っていると感じました。

一人だったらスケジュールも完璧に把握しないといけませんし、寝過ごしもできませんがまわりに人がいればかなり精神的に安心できます。

もしかしたら、時計はもっていかないほうがいいかもしれません。
腕時計などがあると、何回も時計をチラチラみてしまって逆にそれがストレスになることもあるかもしれません。
時間感覚からもなるべく解き放たれた状態で瞑想をすることが私はできたと思います。

 

5.寄付金について

次に、寄付金(ダーナ)についてです。

参加費は基本的に、参加者の善意から出される寄付であって金額が決まっているわけではありません。

実際に他の参加者の方のブログをみても

1日1500円で計算してみた

3万円~でみんな出しているようだ

1回目は寄付をせず2回目にまとめてした

などいろいろ書かれていました。

他の国に比べて寄付という文化が薄い日本人にとって、金額をどうするのか?ってのは難しい問題です。

「瞑想を最後まで行ってから金額を決めたいけど、納めるのが最終日だったら最初から多めに持っていっておかないといけないかな・・・大金を持ち歩きたくないな・・」
と個人的には悩まされました。

そこで、ここが気になる方に参考になる情報をお知らせしておきます。

  • 寄付は振り込みでも可能
    最終日に寄付の受付スペースが作られて担当の方が座られています。
    そこに自分の好きなタイミングで声をかけて寄付の手続きをするスタイルです。
    そこには振込用紙も置かれていて後日振り込みでも構わないようです。
    じっくり感じた結果金額を決めたい場合には振込もありですね。
  • 単純に計算するなら
    合宿だから・・と考えるのではなく、単純にどこかに旅行でドミトリー宿に泊まれば1000~3000円/日かかり、2食とティータイムのフルーツが付きます。
    それらの食費とプログラムの価値を合算して考えればなんとなくの基準ができるのではないでしょうか?
  • 誰にも知られることはない
    寄付タイムみたいに時間が設けられるわけでもなく、空き時間に自分から受付に行って手続きしますので他の人がいつ手続きしているなどというのはそこまでまわりははっきり把握できません。
    まわりの様子を必要以上にうかがわなくてもいいでしょう。

これらを知ったうえで自分の安心できる準備をしていってください。

 

6.料理

基本的には、肉はでないヘルシーな和食中心の料理になりますが基本的に質素なものの味はおいしいので気にすることはないでしょう。

 

もしかしたら気になるかも?ってところはこんなところ?

ここからは、個人的に感じたことでみなさんが気になることではないかもしれませんが書き記しておきたいと思います。

 

座る練習・座具を選んでおく

1日約12時間はずっと座りっぱなしになります。(トイレや小休憩で外を歩いたりすることは許されます。)

そんな長時間座って意識を集中するとき最大の敵が
『座っていること自体での身体の痛み』
です。

この痛みの感覚にも振り回されずに座っていることも修行と考えることができます。
しかし、初心者にはハードルが高く痛みが強いほど瞑想を深めていけません。

せっかく瞑想に来たのに得られる恩恵が減ってしまいますし、滞在中のストレスが何倍にも増します。

私のときだけかもしれませんが、この座りっぱなしの苦痛に耐えかねて(だと推測しますが)ドロップアウトした人が数名いました。
他の人も(特に男性や座る習慣のない外国人)かなり四苦八苦しておられるのがよくわかりました。

そこで、おすすめなのが

  • じっと座ることができる練習をしておく
    まずはじっと床に30分座っていても大丈夫な座り方を探しましょう。
    もし余裕があればその時に座りにくくなるようであればストレッチなどをして身体の柔軟性を高めておくことを強くお勧めします。
  • 自分が快適に座れる坐位をみつける
    自分が長く座っていられる坐位をみつけましょう。(基本的にはあぐら)
    それでもお尻の高さを上げたら楽なのですがそれがどれくらい上げたらより楽か調べておくのもおすすめですし、自分にあった座具があれば多少の荷物になっても持参するべきです。
    これは自分が甘く見ていてしていなかったことを本当に後悔しました。

みなさんがせっかくの時間を費やされる瞑想を深くしていただくためにもこれらについては1度向き合っておかれることをおすすめします。

 

のど・鼻のケア用品の持参

瞑想の最初の3日間は1日中呼吸に意識をずっと集中します。

意識がうまくいかない方は呼吸をわざと強めてそれを感じるようにしていきますが、ひたすら繰り返していくと鼻孔が乾燥して

鼻やのどに違和感が出たり

痰がひっかかるような感覚が出たり

することがあります。

実際には、複数人の人が咳払いや唾を飲み込む音が聞こえたりして辛そうにされていましたし、私自身も結構悩まされました。

幸いにも私はのど飴を持参していたのでそれを舐めてしのぐことができました。
鼻喉まわりに不安のある方は、念のために飴などのサポートグッズを持っていかれることをお勧めします。

 

ボトル持参をおすすめ

飲み物は、食事の時には、

ほうじ茶

紅茶

コーヒー

牛乳

豆乳

しょうが

などが置いてあり、好きに飲むことができます。

また他の時間にも、

お湯

は常に飲めるようにおいてあります。
しかし、部屋でちょっと水を飲みたいときなどにいちいち外に1回出るのは煩わしいので少し小さめでもいいのでボトルは持参しておかれることをおすすめします。

 

聖なる沈黙はいつ解かれる?

到着した日の夜から『聖なる沈黙』が始まって他社とのコミュニケーションを一切禁じられます。

それが解かれるのは、瞑想10日目ですが正確な時間などはなかなか言われません。その割に解かれることだけは期間中にアナウンスされるので期待だけ高まってそれが雑念になるかもしれません。

『10日目の9:30~』のプログラム終了後沈黙は解かれ、通常のコミュニケーションをしてもよくなります。

これも、アナウンスでは
「今からもうしゃべっていいの?」
って聞き返したくなるような曖昧な言い方になるので知っておいていただくといいかもしれません。

 

携帯・貴重品はいつ返してもらえるようになる

個人的には、仕事のチェックができないことが不安材料になりました。

もちろん、チェックして問題が起きたところで何も対処できないにはかわりありませんがいつ返してもらえるのかわからないのはかなり不安でした。

この未来への思いこそが苦であり、それを滅するための瞑想なので試練と捉えてもいいのですが余計な試練を課さないでもいいと思いますので返してもらえる時をお知らせしておきます。

最終日の朝、朝食時(6:50~)に預けていた形態や貴重品などが返却されます。

 

最終日の帰り方

私が参加したときには、かなりの人数が参加されていました。(60人超くらい??)

それに対して送迎車は1度に8人しか乗せられず往復に約40分かかります。

単純に計算したら何往復もしていて、いつまで経っても帰られない事態になることが想定されます。

そこで、最終日の流れをざっくりしっておいていただくとよいかもしれません。

  1. 8:00までに部屋の掃除・帰り支度を済ませる
  2. 各自全体掃除をしながら送迎の順番を待つ、8:30頃~送迎開始
  3. おおよそ10:00くらいには送迎が済むように進める

みたいな感じです。

そこで、その大人数をそんな短時間でマイクロバス的な車だけでピストン輸送できるのか?については

  • 車で来ている人の協力もお願いすることで運べる人を増やす
  • その日には帰らずに奉仕して帰る人もいる

ことでなんとか一定の時間で帰ることができます。

どうしても早く車に乗せてほしい場合には、トイレまわりの清掃などに割り振られ優先してもらえるようにはなりますので安心してください。

 

千葉ではタクシーの相乗りもおすすめ

千葉では最寄りの駅からバスに乗ってそこから送迎車に来てもらうことになります。

バスの本数は少なく、バスを降りてからセンターの送迎車を呼んで待つことを考えれば、タクシーで行ってしまうのもありです。
駅でタクシーを捕まえれば3500円程度(30分程度)でセンターまで行けます。

また、『みやこタクシー』は施設と契約をしているらしく3000円で走ってくれるそうです。
(これは後から知ったので利用できてませんので、利用をお考えの方はあらかじめセンターに問い合わせておかれるとよいでしょう。)

駅からバス停に行くとだいたい大荷物を持っている人がいて、それはほぼヴィパッサナー目的の方です。

そこで声をかけて4名集めてからタクシーを捕まえればストレスもなく行けるのでおすすめです。
帰りも早く帰りたいならあらかじめタクシーを手配しておき、最終日に話をする時間がありますのでそこで一緒に帰る人を集めるとかなりスムースに帰ることができるでしょう。

 

食事時間は遅れていくのがポイント

食事時間がそこまで長くありません。
もっとゆっくり時間をとってくれても・・と思うところですがそうはいきません。

しかも時間がきたら食べ物は下げられてしまいますので時間内に食べ物をとっておく必要があります(時間を過ぎて食べているのは大丈夫です)

その食事時間の短さから最初に一斉に押しかけるようになって混雑します。
すると、ご飯を食べ終わって食器を洗うのも混んでしまって待ってばかりになります。

そんな待ち時間を効率よくするためには最初の15~20分に洗濯やシャワーを済ませておくことをおすすめします。

この時間であればどちらも空いていてスムースに済ませることもできますし、その後のご飯も混雑はかなり解消されていますのでスムースにいきます。

自分の食事時間をだいたい計算して終わり時間から逆算してから行くようにすることをお勧めします。

 

基本的な流れについて

どこでも紹介されている基本的な1日の流れから『ヴィッパッサナー瞑想』についての基本的なことをざっくり紹介しておきます。

というのも字だけでタイムテーブルをみてもピンと来ないので、画像にしてみましたのでこれでいかに瞑想漬けになるか視覚から理解していただくとよいでしょう。

暖色は基本瞑想になりますので、1日で目をつぶってじっと座っている時間がものすごく長いのが視覚的にはっきりわかりますね。

これをイメージしておかれると、少しでもじっと座れる環境づくりをして臨むのが大切なのかを感じていただけるものと思います。

 

おわりに

今回は千葉のヴィパッサナー瞑想センター『ダンヌディッチャ』で修行をしようと決められた方にとって、事前に知っておかれたり準備されておくとよさそうなことを紹介しておきました。

10日間という長い期間を社会人として確保するのは非常に大変だと思います。
その時間を使って行う修行だからこそ、余計な不安なストレスにさらされずしっかり集中できるようにしていただければと思います。

ここに書いてあることは、行ってみれば自分で気づくことばかりですが先に知っておくとかなりいい環境づくりになったりするだろうと思ったことをまとめました。

かなりスケジュールがシステム化されてきっちり組まれていますので、どこのセンターでも似たような環境になるのではないかと考えています。

メモやカメラも持ち込みはもちろんできませんでしたので、写真も外観程度しかありませんし内容は記憶を頼りに書いている点をご了承くだされば幸いです。

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